わたしが辿り着いたのは、バイオトイレでした。
愛情のある家庭で育ち、
スポーツでは全日本チャンピオンになることができました。
ただその後、ギャンブルにのめり込み、借金と嘘を繰り返すようになりました。
信じてくれていた家族や妻を裏切り続け、
変わりたいと思っていても自分の弱さに流され続け、
人としての心を見失い、他人の人生を狂わせていました。
そんな中で、人とのご縁を通して、
自然の循環や微生物の世界に出会いました。
目には見えないけれど、
すべてがつながっているという感覚。
その視点を知ったとき、
これまでの見え方が大きく変わりました。
そして辿り着いたのが、
水洗型バイオトイレである「あうん単独槽」でした。
この「あうん単独槽」は、
開発者である柳田さんによって生まれた仕組みです。
いのちの循環を身近に感じられるよう、
暮らしの中で使える形に落とし込まれています。
さらに心を動かされたのが、その理念でした。
・効果はしっかりあること
・誰でも扱えるシンプルな仕組みであること
・そして、手の届く価格であること
「本当に人のためになるものは、誰でも使える形でなければ意味がない」
その考え方に、深く共感しました。
バイオトイレにはさまざまな種類がありますが、
水洗型バイオトイレはまだ多くはありません。
その中で、あうん単独槽は、
日常生活の延長で使いやすい形に設計されています。
排泄物やトイレットペーパーなども、
微生物のはたらきによって分解されていく仕組みです。
実際に見学させていただいた際、
僕自身はにおいを感じることはありませんでした。
これまでのトイレのイメージとは明らかに違い、
その場で衝撃を受けたのを覚えています。
分解のスピードや仕組みについても、
これまでの常識とは違うアプローチでつくられており、
見えないところで進んでいく変化に驚かされました。
そしてもうひとつ、
僕自身が強く惹かれたのが“循環”の部分でした。
日々の暮らしの中で出るものを、
微生物の力によって土に戻していく仕組みをつくること。
その先で育ったものをいただき、
また自分たちの暮らしへとつながっていく。
言葉にするとシンプルですが、
この流れを身近に感じられることに、
大きな意味があると感じました。
すべてがつながっているということを、
頭ではなく感覚として実感できる仕組みのひとつだと思っています。
過去の自分を振り返ると、
すべてをお金でしか見られていなかったように思います。
楽をして得ること、効率ばかりを追いかけること、
その先にある大切なものから目を背けていました。
だからこそ今は、
心の底から恥ずかしくない生き方をしたいと思っています。
お金よりも大切なものがあるということに、
やっと気づきはじめたところです。
そして自然と、
この地球や環境にとって少しでも良い選択をしたい、
そんな想いが生まれるようになりました。
自分の暮らしを整えることが、
まわりや未来にもつながっていくと信じています。
この技術と出会ったのも、
自分が変わろうとしていたタイミングだったからこそ、
意味があったように感じています。
そしてこの想いから、
「ちきゅうのいちぶ。」という活動を始めました。
わたしの実践を通して得た経験と結果を
これからの暮らしの選択肢のひとつとして
知ってもらえたら嬉しいです。